2013/08/08

かなしい日記

飼い犬が死んだ日記なんて、どう書いたって悲しいに決まってるんだ。
文字ってゆうのはそうゆうやつなんだ。大概。

7月23日にゴローが死んだ。
あの日は朝からずっと鳴いてた。
私はオシッコ?お水?どっか痛い?判らないから
一度立たせてみたり、注射器みたいなやつで流動食とお水をあげたり、
寝返り打たせたり、さすったりしてた。
でもずっと鳴いてた。
そうしたら急に苦しそうに足をバタバタさせて、大きく2度嘔吐した。
見たこともないその弱った姿を、私は怖くて悲しくて信じたくなかった。
だから嘔吐で汚れた枕を交換したりして、誤魔化してたんだ。
でも呼吸が落ち着いたゴローの顔。もう逃げられなかった。
ゴローの背中にくっついて横になって、大丈夫だよここにいるよって
言いながら体をさすった。泣いてる声をゴローが心配しないようにって
気をつけながら、頭から尻尾までずっとさすってた。
そのずっとの間。ずっとのあっとゆう間。
テレビは笑っていいともの前のニュース番組だった。

この最後の日のゴローの鳴き声が、たぶん「そばにいて」と
言ってたんじゃないかなあと思えて仕方が無くて、私はその時怯えてたから
すごくそのことに囚われていて、でもいつまでも暗い顔してたんじゃ
皆に迷惑がかかるなあとか、気づいたら半日くらいゴローのこと
忘れてた自分がいやだなあとか、二人が私のことをすごく気遣ってくれるの
なんて暖かい家なんだろうって嬉しいやらでも寂しいやら。
時間が必要。もうちょっと。


なんて大きくて凛々しい子。
その逞しく強いからだをすり寄せて。
おじさんみたいな顔を膝にのせて。
めったに使わないその声帯で私を呼んで。
大好き。ありがとう。



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