2013/05/21

マラソンその2

本当に素晴らしい大会だったなあ。人間て、いいなあ。
応援やサポートが、しみじみありがたかったなあと思う。
そのおかげで給水所以外では歩かずになんとか完走できた。
もうこれだけで私はハッピーで満面のどや顔なんだけど、
今回の新潟旅行には他にも忘れがたい思い出がいくつも
団子のようにくっついてきた。

旅館の食堂で出会った、ランナーのおじさん2人。
泊まってるお客さんはどうやら全員ランナーみたいで
皆速そうだわあって気後れしつつ、お隣の方にポツっと話かけてみる。
そしたらポツポツっと返ってきて、もうひとつお隣の方も含めて4人でお話できた。
なるほど、お2人ともかなりのベテランなんだ!純粋に感心した。
自分のことを聞かれたので「フル初めてなんです」と答えると、
一瞬ぽかーんとされる。
「アップダウン厳しいけど大丈夫?」
「何でこの大会にしたの?」
「ハーフのタイムは?」
え!私じゃやっぱ無理?!焦りつつ正直に答えてくと
「それなら大丈夫だよ」
「タフそうだから登りで抜かれそうだな」
よかった!なぜか一応認めてもらえた!勇気でた!
白髪のおじさんには、とにかく前に進めばゴールに近づくよって。
眼鏡のおじさんには、初めてのフルマラソンは1回だけだよって、
教えてもらった。とても染みた。
しかもなんと私達全員、埼玉県民だった。ビバ埼玉!

完走した後にも、すごく嬉しい出来事があった。
私が更衣室でモソモソと着替えている間に、外で待っていた
陽介さんのところへランナーが1人やって来て
「彼女タイムどうだった?」と聞くらしい。
後で聞いた風貌で、すぐにどの人かが判った。
途中で何回かすれ違った、あのガシガシって登っていくおじさんだ。
真っ赤に日焼けしてややずんぐりむっくりで、すごく特徴的な走り方。
陽介さんが「4時間54分でした」と答えると、
「5時間きれたんだ。よかった」
「すごく頑張っていたから。よく頑張ったねって言っといて」
そんな風なことを言って帰っていったらしい。
う。う。うれしいなあほんとに。
歩いたら負けとかバカみたいな意地張ってみて、よかったなあ。

****

他にも「娘さんですか?」事件とか「頑張れババア!」事件とか
珍事もたくさんあって、思い出したら笑けてきた。
足はまだ全然痛いんだけど、こうやって日記つけてると
つい想像しちゃうなあ、来年のこと。
またあの旅館に泊まったら、会えるかなーとか。

1 件のコメント:

  1. 陽介(応援専門)2013年5月21日 18:54

    ブログ読むと今でも泣きそうになります・・・。
    歳とったからでしょうか?
    どのランナーを観ても感動するんですよ!!
    今度は自分も走ろうとは絶対、思いませんが、また、マラソン観たいと思います。

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