2013/04/06

畦地梅太郎

版画家、畦地梅太郎の展示を見に町田市まで行ってきた。

まず向かったのは町田市立版画美術館。
町田駅から歩くこと20分くらい。半そででも少し汗かいた。
美術館は、おっきい森林公園のなかに建っていて、
桜がチラチラと散っていてとても綺麗だった。

40点ほどの版画を年代順に見ていく。
いちばん気になっていた「山男」シリーズまで辿り着くと、
もうニヤニヤが抑えられなくなってた。
この版画を彫った人はそのとき確かに山のなかにいて、
いろんな目で山を見てる。
美しさとか、厳しさとか、嬉しさとか、山の大きさに、
私も少し知ってるあの高揚のなかに、私も立っている気がした。

ややショック状態でぼんやりしたまんま、
今度は二つ隣りの鶴川駅に向かった。
駅を降りてまた15分くらい歩く。町田って、坂道だらけだ。
畦地梅太郎が制作をしていたアトリエが残されていて、
作品と道具が展示されている。

質素な木造家屋が雰囲気たっぷりだった。
使い込まれた流し台、名前が書いてある彫刻刀、歩くとギシギシゆう床。
ここではお土産もたくさん売っていて、絵本と手ぬぐいとカードを買った。
すごいねやばいね!って話しかける相手がいないので、
心のなかだけでキャーキャー言う。

版画をいっぱい見た。お土産も買った。よし帰ろうと
坂道を下り始めると、ここはなんて遠いところなのと
悲しくなってきた。家まで1時間半はかかる。乗り換えが3回もある。
お腹がすごくへってるし足もすごく疲れた。
空きっ腹で、電車に酔ってしまった。

くたくたになってやっとバスに乗る。これまた酔う。
買った絵本を開けて読む。
ニヤニヤする。



2 件のコメント:

  1. 町田って、多田便利軒の舞台になった街だよね。
    多田や仰天、歩いて居なかったかい?

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  2. 軽トラで走ってたよ!

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