版画家、畦地梅太郎の展示を見に町田市まで行ってきた。
まず向かったのは町田市立版画美術館。
町田駅から歩くこと20分くらい。半そででも少し汗かいた。
美術館は、おっきい森林公園のなかに建っていて、
桜がチラチラと散っていてとても綺麗だった。
40点ほどの版画を年代順に見ていく。
いちばん気になっていた「山男」シリーズまで辿り着くと、
もうニヤニヤが抑えられなくなってた。
この版画を彫った人はそのとき確かに山のなかにいて、
いろんな目で山を見てる。
美しさとか、厳しさとか、嬉しさとか、山の大きさに、
私も少し知ってるあの高揚のなかに、私も立っている気がした。
ややショック状態でぼんやりしたまんま、
今度は二つ隣りの鶴川駅に向かった。
駅を降りてまた15分くらい歩く。町田って、坂道だらけだ。
畦地梅太郎が制作をしていたアトリエが残されていて、
作品と道具が展示されている。
質素な木造家屋が雰囲気たっぷりだった。
使い込まれた流し台、名前が書いてある彫刻刀、歩くとギシギシゆう床。
ここではお土産もたくさん売っていて、絵本と手ぬぐいとカードを買った。
すごいねやばいね!って話しかける相手がいないので、
心のなかだけでキャーキャー言う。
版画をいっぱい見た。お土産も買った。よし帰ろうと
坂道を下り始めると、ここはなんて遠いところなのと
悲しくなってきた。家まで1時間半はかかる。乗り換えが3回もある。
お腹がすごくへってるし足もすごく疲れた。
空きっ腹で、電車に酔ってしまった。
くたくたになってやっとバスに乗る。これまた酔う。
買った絵本を開けて読む。
ニヤニヤする。
町田って、多田便利軒の舞台になった街だよね。
返信削除多田や仰天、歩いて居なかったかい?
軽トラで走ってたよ!
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